近年、海外サッカーの舞台で活躍する日本人が増え、
日本サッカーのレベルが底上げされている。
その中でも、ドイツサッカーのブンデスリーガでは多くの日本人が活躍している。
しかし、ブンデスリーガで活躍する選手が増えたのは何故だろう。
(ワールドカップ終了後には、ブックメーカーの日本人選手移籍オッズが出るかもしれない…)
ブンデスリーガの変化
90年代ごろのドイツサッカーは、
体の大きさを武器にパワフルなサッカーが目立っていた。
だが、ユーロ2000以降からサッカーの改革が始まり、
若手選手の育成に力をいれた結果、変化が現れ始めた。
それは、足元のテクニックに秀でた創造性のある選手が多くなったことだ。
さらにはブンデスリーガでは、外国人枠という概念がなく、
ドイツ人以外の選手11人で構成されたチームでも、
大丈夫というルール改正がされている。
その中で、日本人のテクニックが評価され、
ブンデスリーガにはそれが大変求められているのだ。
戦力としての期待
当初は日本人選手を戦力としてではなく、
マーケティングとして獲得しようとしていた。
これは、安くてそこそこテクニックがあり、
いわゆる客寄せパンダ目線で見られていたということだ。
だが現在では、チームに活力や勝利をもたらしてくれる選手を獲得しようと、
純粋な戦力になる選手を探している。
これにもブンデスリーガの方向性が変わったことで起きた、
日本人選手にとったら嬉しい副産物だろう。
ドイツで日本人選手の活躍は始まったばかりの為、
今後はさらに多くの日本人選手が活躍する可能性がある。
若手の日本人選手がブンデスリーガで活躍できる日も、
そう遠くはないのかもしれない。