未分類

海外サッカーと若年選手!







近年、海外移籍の若年化が、良くも悪くも多くなっている。

18歳にしてJリーグを経由せずに、
海外クラブと直接契約を行うといったものだ。

ここで海外クラブおよび、Jリーグに関する影響を考えてみた。




若年選手への思惑


海外クラブチームからの問い合わせの中には、
23歳以下の選手がピックアップされている。

いわゆる若年層の部類に入る、
無名な選手までもが、スカウトの目に映っているのだ。

これは、ユース大会や、U-18の大会での、
活躍が原因だと考えられる。

現ウィガン所属の宮市亮選手は、
高校卒業後、すぐに欧州へ向かった。

その後、あとを追いかけるように数名が直接、
海外クラブとの契約を行ったのだ。

海外クラブは将来活躍するかもしれない選手を、
安い値段で契約できるので、笑いが止まらないことだろう。

だが、このままJリーグを経由せずに、
海外へ有望な選手が流れていけば、
悲惨なことになる事は間違いなしだ。




Jリーグの現在から未来へ


2009年から、日本の移籍ルールが、
廃止されたことにより、海外からのオファーが増え、
移籍金がJリーグクラブに残る。

資金繰りに苦しむJリーグにとっては喜ぶべき事だが、
問題は他にもあるのが現実だ。

まずは、若年選手が海外への移籍に伴い、
Jリーグに有望な選手が残らない問題だ。

つまりは、日本サッカー界のレベルアップに、
繋がるのは間違いないが、Jリーグのレベルはどうなるのか。

これでは、Jリーグに見る将来への期待も、
薄れていってしまう。

そして、もっと根本的なところにも、
問題があるようにも思う。

高校卒業後に海外へ渡るということは、
高校の監督の後押しもある可能性がある。

選手本人の進路先を決める際に、交渉のプロを、
間に入れずに、話しをまとめているのが現状だ。

そして海外のクラブチームは交渉し放題になり、
若年選手が活躍できずに、才能が埋もれるという、図式が完成する。

Jリーグの価値や存在意義が、
根本から否定されかねない未来がまっているだろう。



コメントを残す