2010年以降、海外サッカーの舞台で活躍する、
日本人選手の数が激増している。
日本サッカーが世界で高評価なことは間違いではない。
しかし、海外で活躍する選手の苦悩が、
報道されないのが現実だ。
■香川選手の活躍と移籍の可能性
プレミアリーグのマンチェスターU所属の、
香川真司選手は現在、固定レギュラーではなく、
ベンチ入りすら難しい状況になっている。
その背景には、監督の起用方法で、
香川選手のプレイスタイルが、
受け入れられていないのが、原因だと考えられる。
実際チームの調子は、決して良いものではなく、
不協和音が鳴り響いてるのは、間違いないだろう。
その中で、結果を重視されるべき立場の、
香川選手だが、試合に出られない状態では、
アピールする以前の問題があるだろう。
さらにはこんな噂がある。
香川選手が以前所属していた、ドルトムントに、
再移籍の可能性があるというものだ。
ドルトムントのクロップ監督は、香川選手を溺愛していて、
モイーズ監督の、香川選手を左サイドハーフで、
起用していることに対して、苦言を呈しているらしく、
一度移籍の打診を行ったようだ。
そして冬の移籍市場で、
本格的に動き出す可能性も確認されている。
今後、どこのクラブチームでプレイするのか、
動向が気になる所だ。
■本田選手の常に高見を目指す姿勢の背景
今年子供の頃の夢を叶えた選手がいた。
誰もが憧れるセリエAのACミラン、
新規加入にして、10番をもらった本田圭佑選手だ。
サクセスストーリーは、名古屋グランパスから始まった。
入団当初からレギュラーに抜擢されたが、どちらかというと、
監督からの評価はあまりよくはなかったようだ。
自分の希望するポジションではなく、
他のポジションでの起用が多かったように思う。
その後、オランダリーグのVVVフェンロに移籍後、
1部昇格の功労者になった。
ここで本田選手は、2部リーグ年間最優秀選手賞をもらい、
満を持してステップアップを行ったのだ。
当時、移籍先の条件としては、CLに出られる、
チームが良かったと取材で明らかにしていた。
タイミング良く、ロシアリーグの強豪、
CSKAモスクワからオファーの打診があり、
移籍をすることになった。
世界が注目するCLでの活躍により、
今回の移籍が現実化したのではないだろうか。
本田選手のビックマウスは、
自分の気持ちを切らさず高める為の行為であり、
それを実現する為に、動く姿勢は見習いたい所だ。
海外サッカーで多くの日本人選手が活躍しているが、
自分の居場所を作る為、ストイックになっている。
そんな選手たちを、日本人が一丸となって応援すれば、
彼等もさらに頑張り、飛躍できるのではないだろうか。
さらには、日本サッカー界の、底上げになってくれれば良いと思う。